洗穀・洗浄・浸漬(米、麦、大豆他)
1996年10月 社団法人発明協会より「発明奨励賞」
サナ板付き浸漬タンク(角型)は、主に日本酒用米の浸漬水切に使用する機械です。
給排水と浸漬米払出は自動化しており人手はほぼ不要で、限定吸水方式にも対応しています。
精米歩合が低くなりつつある現状のなかで、浸漬工程の重要性がクローズアップされています。
浸漬水切工程の良し悪しが以降の蒸し・冷却・製麹の品質を左右するといっても過言ではありません。そういった見地から検討を重ねた結果ここに画期的なサナ板つき浸漬タンクを開発しました。
給排水時の水の流速を考慮して短時間に給排水を行える方式のため、限定吸水方式の浸漬までを可能とした特殊構造の画期的タンクで今迄の浸漬タンクの問題をすべて解決したものと大変な好評を得ています。
1. タンク内に多孔板のサナ板を設け、排水面積を大きくしているので、短時間に排水ができる。
2. サナ板は多少傾斜しており、浸漬時のサナ板上の水切りを良くしている。
3. ブリッジ防止の特殊構造で、浸漬米の払出しがスムーズにできる。
4. 洗浄時にはサナ板が上方に回転するためサナ板の裏側まで完全洗浄ができる。
5. 給排水及び浸漬米払い出しを自動化することで人手はほとんど不要。
6. 角型でコーナーにRをつけているため、残量もほとんどなく払い出しができる。
賀茂鶴酒造株式会社 総杜氏 友安 浩司 氏
サナ板が両方向に回転するので洗いやすい。排水口も取り外せて、内側までしっかり洗えます。また、除湿器を設置してカビの発生を抑えたり、コンベアへの排出時に米が飛散しない設計など、工夫が散りばめられています。脱水が早くて効率がいいだけでなく、吸水のばらつきも防げます。38%の大吟醸もこれで浸漬しているくらい。蒸す前に手でつぶして芯が残るくらいの硬さになっている状態が理想なのですが、サナ板で限定吸水できるから目標の吸水率を狙いやすい。
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