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室井 俊輔

岡山大学 法学部 卒
2011年9月 入社
製造部 係長

新しい試みが会社のビジョン達成への近道

中国大型醤油プラントへの設備納入
大学卒業後、中国大連のIT関連会社に2年勤務したことで中国語を習得。帰国後、地元岡山で転職活動を行う中でフジワラテクノアートという会社に出会い、持ち前の中国語と経験を生かせると思い入社しました。

フジワラテクノアートは2011年上海に全額出資の現地法人 藤原醸造設備有限公司を設立し、中華人民共和国の醸造分野へ本格参入へと大きな船出をしたころでした。入社して半年ほどで、中国の協力業者先に7ヶ月ほど出張しました。現場で学んだことはたくさんあります。2〜3年は、上司と2人で中国へ行くことが多く、様々なことを教えてもらいました。2013年フジワラテクノアートは中国最大手の醤油メーカー向けに大規模な設備を納入しました。海外20カ国以上への醸造機械の輸出実績は今までもありましたが、このプロジェクトは生産工場自体も大変大きなものでした。醤油製造用の製麴装置ひとつとっても、その規模は今までで一番大きな物件でした。その中で私がたずさわった部分はほんの一部ですが、それでもそのような大きなプロジェクトに、私のような経験が浅い若いメンバーを参加させ、積極的に仕事を任せてくれました。

海外での仕事をするなかで今まで困ったことは何か?と聞かれたらたくさんあります。計画した通りに動いてくれない、根本的な常識のズレ・・・などなど。でもよく考えれば、日本国内の協力業者は今までのお付き合いがありますし、常識を共有しているので、全部を言わなくてもわかってくれるのです。中国などの新規進出先はまだまだこれからです。自分が深く理解してはっきりとした指示できないと、相手もわからないから良いものができない、結局は自分が機械のことも含めていろんなことをきちんと理解していないといけないのです。
全方面からのアプローチが必要
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その後、国内の大型案件の調達メイン担当者として、購買品質、納期、コスト、工事日程の調整などを経て、現在はチームリーダーの役割を担い、私以外に9人のメンバーが所属しています。

調達チームの仕事は、手元に届いた図面の見積り、交渉、契約、部品・材料手配、納期調整、検査、梱包、出荷等、プラントが稼働するまで多岐にわたりますが、高品質・低コストを達成するためにはそれだけでは十分ではないと思っています。設計や営業など他部署とコミュニケーションをとることで、会社全体で品質・コストの課題に取り組んでいけるように行動していきたいと考えています。
新しい方向に舵をきる
今現在、会社として業務改革を考えるチームに参画しています。
会社のビジョンを達成するためには、各部署ごとの目標設定や調達チームでのビジョン作成などに落とし込んでいく必要があります。

それと同時に、調達しない・・・例えば簡単な手配業務を自動化するとか、新しい方向にシフトしたいです。そうして生み出された時間で、より付加価値の高い新素材の提案とか、製作における新技術の提案とかそういうことをしていきたい、今はまだ希望ですが。

フジワラテクノアートのモノづくりは1品1様で製作していくので、新しい試みをすることが多くて面白いです。 新しいことをすれば新たな壁や課題にぶちあたります。思うように達成できてないこと多々ありますが、自分なりに手探りで解決したやり方が、会社としてのやり方を確立することにつながっていけば、それも楽しいと思うのです。
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キャリアステップ

配属先 ストーリー
2011.9- 入社から3ヶ月 工場研修を受けた。 仕上げと溶接チームで、製造の方たちと一緒に作業を行った。
2011.12- 残り3か月 調達チームで研修を受けた。 調達チームで購入品の購入を行った。
2012.3- 製造部 調達チームに配属。 中国の協力業者に製作SV(スーパーバイザー)の一人として出向。
2016-   日本の大型案件の調達のメイン担当者になる。
2018-現在   チームリーダーとなり、調達チームの管理を行う。
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1日のスケジュール


7:30   出社、メールチェック

8:00   朝礼、前日の入荷品のチェックと仕分け

10:00  図面の内外作振り分け

12:00  昼食休憩

13:00  会議(業務改革)

14:45  会議(受注方針会議)

15:45  メールチェックなど

16:45  定時退社

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