フジワラテクノアートの価値

Our Value

社会における価値

 醤油、味噌、清酒、焼酎、酢、みりんなどは、和食に欠かせない醸造食品です。昔ながらの手造りで醸造するケースは少なくなり、今は多くが機械化され、高品質で安定的に生産されています。かつては手造りと機械では味が違うと言われましたが、技術の進歩は著しく、手造りと遜色ない、あるいは手造りを凌駕するような味へと品質を高めることに成功しています。熟練の職人の経験と勘に頼っていた部分を完全データ化し、先進技術を取り入れてより高度な醸造プロセスを再現。しかも、そのデータは改良が加えられ、後継者の問題に悩まされることなくお客様の財産として永久に残ります。

 2013年、「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。その後のミラノ万博でも日本館が大盛況だったように海外での和食人気は高まる一方ですが、国内では若者を中心に和食離れが進むという逆転現象が起きています。海外での和食人気を単なるブームでは終わらせず、長期間にわたり定着させること。国内では和食の良さを再認識してもらい、食卓の主役として返り咲かせること。どちらも、質の向上、本物志向がキーワードとなります。

 今後もフジワラテクノアートは、質を高め本物の味を追求するお客様の思いをしっかりとサポートし、日本食文化のさらなる発展に貢献していきます

お客様にとっての価値

 お客様のために誠心誠意尽くすのが、フジワラテクノアートの向き合い方です。様々な夢や思いを実現しようと研究と試行を重ね、どんな困難な壁が立ちはだかっても、さらに乗り越えるための努力をする。業界トップの技術力に慢心せず、常に最大の満足を提供するという強い意志が、お客様との間に厚い信頼関係を築き上げてきました。

 フジワラテクノアートが手掛ける仕事は、オーダーメイドのものづくりを基本としています。つまり、ひとつひとつが、特別。ニーズは無数にあり、お客様が抱く夢や思いもまた千差万別です。ただ注文通りに造ればいいという単純な考えでは、「お客様が本当に求めるもの」にたどり着くことはできません。

 根底にあるのは、ビジネスパートナーとしての自覚です。与えられた仕事ではなく、お客様と一緒になって取り組む共同作業であること。綿密な打ち合わせの中でお客様の真意をつかみ、その希望をかなえる、できれば期待をさらに上回る提案をしていく。お客様が目指すゴールは、私たちが目指すべきゴールでもあるのです。

組織としての価値

 フジワラテクノアートの人材構成は、昔と今では大きく様変わりしてきました。若手社員の増加、女性の積極的な登用と抜擢、そして外国人採用など人材グローバル化。創業以来の伝統を大切にしながらも、人材の多様性を生かした新しい組織のあり方を常に模索し続けています。

 キーワードとなるのは、「個性の尊重、能力の結束」です。社員一人ひとりがプロフェッショナルであろうとし、全力で技術を磨き、仕事に邁進する。その結果、自立した社員が多数を占めるようになりましたが、一方で相手を助け思いやる風土がフジワラテクノアートにはあります。それは、単なる同じ職場の仲間意識ではなく、仕事という同じ目的に向かって突き進む「同志」とも言える関係です。

 フジワラテクノアートは、ピラミッド型の組織よりも、上下の距離、部署間の垣根を取り除いた限りなく水平に近い組織を目指します。経営陣も一人の社員であり、全社員が同じ目線でともに未来を語れる場でありたいと願っています。

 また、協力業者についても総じてレベルが高く、対応もスピーディです。お客様の為に徹底的に尽くすというフジワラテクノアートのやり方を熟知しており、指示しなくても先回りして仕事に取り組んでくれます。仕事に対する共通の目標、同じ思いがあれば、役職も部署も会社さえも関係なく組織として結束できるのです。

未来に向けた価値

 創業以来80余年、フジワラテクノアートの屋台骨を支えてきたのは、醤油、味噌、清酒、焼酎などの醸造機械・プラントです。これからも、それらが主力製品であることに変わりはありません。その一方で、未来に向けて、醸造の力を生かした新しい価値創造への挑戦が始まっています。

 ひとつ目の軸は、醸造分野の要素技術を発展させた新規事業への挑戦です。加圧式連続蒸煮装置、粉体殺菌装置、珪藻土濾過装置などを商品化し、一般食品分野で大きな注目を集めています。そして、醸造で一番重要なプロセスであり、フジワラテクノアートが得意とするのは麹造りですが、この分野で培った固体培養技術の本質は、有用微生物の大量培養によって世界の人たちが必要とする有価物をつくりだすこと。固体培養技術の産業化をフジワラテクノアートにしかできない重要な役割として世界で展開していきます。

 もうひとつの軸は、地球を舞台にしたグローバルな事業展開です。日本が誇る和食文化を食品メーカー様と連携し世界へ拡大すること。そして、機械化が難しかった各国の醸造分野においても、フジワラテクノアートの持つ日本の優れた醸造生産技術で貢献すること。さらに、醸造技術からフジワラテクノアートが創造した固体培養技術や粉体殺菌技術などを世界の人たちが享受できるように、地球規模でこれらの技術の産業化に貢献することです。

 どちらの軸も、高度な醸造技術の蓄積がなければ実現できない事業です。フジワラテクノアートは、今後も醸造技術が持つ無限の可能性に着目し、新しい価値創造への挑戦を続けます。


株式会社フジワラテクノアート

フジワラテクノアートは、醤油、味噌、清酒、焼酎などの醸造分野で、醸造機械のパイオニア企業として麴づくりの全自動無人化への道を切り開きました。以来、そのオンリーワンの技術力が高く評価され、国内において製麴能力で約80%のシェアを占めるに至っています。
日本の食文化のグローバル化に伴い、世界20数カ国へ製品を輸出。さらに、醸造分野で培ったノウハウを活かし、濾過・粉体殺菌機械を開発。一般食品業界やバイオ業界への取組みを行うなど、卓越したプラントエンジニアリング力で豊かな食の未来を拓きます。